「47都道府県の魅力を再発見!」をテーマに、これまで編集部が取材してきた各地のモノ・コトを永久保存版として紹介する《Discover Japan的、日本再発見の旅》。今回は愛媛県を取り上げます。新たな魅力を知るきっかけや、旅の計画を立てるのにもお役立てください。
SDGs視点で解説!
DX推進で暮らしやすい街づくりが進む愛媛県
人間、地球及び繁栄のための行動計画として、持続可能な開発目標として国際的に採択されたSDGs。17の目標のうちゴール4の「質の高い教育をみんなに」に注目してみると、愛媛県は都道府県別『教員のICT活用指導力』の状況で「わりにできる」もしくは「ややできる」と回答した教員の割合の大項目別平均が全国4位、さらに生徒1人当たりのコンピュータ数が全国9位です。
2018年には「日本ICT教育アワード」を愛媛県西条市が受賞、教育クラウドを基盤とした授業と校務両方の情報化、ICT支援員、教職員の負担軽減のためのテレワークシステム及びWEB会議システムによるバーチャルクラスルームの実現などが評価されています。自主的なIT教育の推進に力を入れている愛媛県から、将来のIT業界で活躍する人材がこの地から羽ばたくかもしれませんね!
また教育面だけでなく、愛媛県と県下20市町が一体となり、誰ひとり取り残さないデジタルトランスフォーメーション(DX:デジタル変革)を推進する「愛媛県・市町DX協働宣言」を2021年3月に宣言。県内のデジタルリテラシーの向上、システムの標準化・共同化・クラウド化の推進などを進めていく予定です。
瀬戸内の温暖な気候に加え、IT教育の充実、自治体のDX推進で暮らしやすい街づくりが進む愛媛県、これから注目の移住先となりそうです。